平素よりお世話になっております。令和3年7月から4年6月末までの第7期については、弊社としては、例年より売上が多めであり順調でした。7期では、本年2月末に勃発したウクライナへのロシア侵攻なども踏まえ、ささやかであっても何かできることはないかと考え、売上のうち約1万ドル相当を難民支援に寄付しました。これは本来は利益となるものでしたがほぼ経費で計上しています。設備投資面では、1万席クラスのアリーナなどの見え方の検証など、大型3Dモデリングを扱う仕事などを受注するようになったことを踏まえ、弊社の規模では相当高価と考えられる高性能ワークステーションを導入するなど、工具備品の充実を図りました。大容量のデータ通信の信頼性を高める通信インフラの整備も図りました。
令和元年(2019)以来取り組んできた歌舞伎町1丁目計画の中核施設である900人規模の劇場 Milano-Za も、完成が近づいています。来年4月のオープンは、弊社が関わった劇場としては初の実現となります。従来の劇場の概念をくつがえすことになるかもしれませんので大変楽しみです。
他者との共同開発による劇場の見え方の指標である「View-esT ビューエスト」も、次々と引き合いをいただき、その実証性が認められつつあります。身体寸法の多様性を前提とした「ウロコ理論」も劇場観覧席の新たな設計指針として今後広めたいと考えてります。今後ともよろしくお願い申し上げます。