去る2月に、JATET 劇場演出空間技術協会 において、客席に求められる基本性能を再考する というテーマで講演を行いましたが、新規特許出願の前であったことなどの事情もあり、一部発表を控えた内容がございました。昨今の事情を俯瞰しますと、SNS等による個人レベルでの発信により、舞台が見えない劇場、前の人の頭で舞台が見えない、手摺で舞台が見えない 遠すぎる舞台 等の問題がある客席に対する批判が高まっていますが、相変わらず【見え方にかんする基本性能】が満たされない劇場・ホールが次々と完成している状況は残念に思います。
弊社は劇場、アリーナ等観覧施設について見え方を改善するコンサルティングに主たる存在意義を見出している企業であり、そのための理論と技術を開発し続けて、今年で創業10年を迎えます。視覚設計上の課題を解決し、ストレスなく見える、または、よく見える客席をつくるための基本的な思考方法について、その研究成果を今後は徐々に公開していくことにしました。
ご興味のある方は、下記をクリックの上、PDFファイル(6.6MB)をダウンロードください。すこし難解かもしれませんが、できるだけ平易な表現を心掛けたつもりです。願わくば日本の劇場等の観覧施設の水準を上げて行きたいと思います。
代表取締役 西 豐彦 2025年5月27日
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